【Corporate Identity】

 このサイトでは企業としての常総急行には深く触れていないが、それなりのCIが制定されているはず…という観点から、常総急行のCIを設定してみた。

【コーポレートカラー】

ライムグリーン(#00e000 / R:0,G:222,B:0)
ライムグリーン(#00e000 / R:0,G:222,B:0)
ダークグリーン(#006c00 / R:0,G:107,B:0)
ダークグリーン(#006c00 / R:0,G:107,B:0)

 常総急行では1995年のCI制定の際、コーポレートカラーとして上記の濃淡2色の緑色を採用した。

 緑色は古くから安全を意味する色であるとともに、この色には、「常総急行という企業が、鉄道の使命である安全第一での輸送を完遂するとともに、人々の生活に安心と潤いを与え、明るい社会の建設に与するように」との願いが込められている。

 このコーポレートカラーは、車両・バスの帯塗装、駅施設のサイン、構内売店、社内報・沿線広報誌等の公式出版物、果ては社員の名札や名刺などにまで幅広く採用されており、「常急ブランド=濃淡2色の緑」というイメージの定着に貢献している。

【ロゴ】

常総急行ロゴ
常総急行ロゴ

 新型車両(A-train)の登場に合わせて新調されたロゴ。

 新型車両に合わせて、スピード感とスマートさを兼ね備えたロゴとなっている。
 JosoのJとSを図案化するとともに、常総急行の2大幹線である宇都宮線と茨城線を表現している。(Jの部分が宇都宮線、Sの部分が茨城線)

32系電車に貼付されたロゴ(戸袋部)
32系電車に貼付されたロゴ(戸袋部)

【キャッチコピー】

キャッチコピーは「みんなの風」
キャッチコピーは「みんなの風」

 続いては常総急行のキャッチコピー。

 テーマは「風」である。

 濃淡2色の帯は風を表す他、疾走する列車や二条の軌道など、さまざまな意味を持たせている。
 最近では、前述の新ロゴと、このキャッチコピーの組み合わせが頻繁に使われるようになってきた。

【社章】

常総急行 社章
常総急行 社章

 こちらは1910年の北総鉄道設立時に制定された社章。

 北総鉄道は1942年の戦時合併時に、合併母体として社名を「常総急行鉄道」に変更したが、社章はそのまま引き継がれてきた。


 車輪を表す円の中にレールと連結器を模した図を配置。
 この図案は、安全で確実な鉄道輸送を完遂するという志を示している。
 

 CI制定後は社内の広報誌や労組の機関紙の表紙を飾る程度で、対外的にはあまり使用されなくなったが、相変わらず鉄道車両には新旧問わず、たとえ保線用のモーターカーであろうときちんと描かれている。


 そのためCIが制定されようとも、鉄道ファンにとってはこれこそが「常総急行」を象徴するマークとなっている。

【駅名標】

駅名標(大) 藤の牛島駅
駅名標(大) 藤の牛島駅
駅名標(小) 吉川駅
駅名標(小) 吉川駅
野田市駅 駅名標
野田市駅 駅名標

 上は駅ホームや上屋に掲げられている大型タイプ。

 下は駅本屋の入り口などに掲げられている小型タイプ。

 

 実際の使用例として、野田市駅のものを示す。


 どちらも常総のコーポレートカラーである2色のグリーンを基調とした配色となっている。

□ 謝辞 □

 上記【駅名標】の項において、「南武急行電鉄」の作者である春木さんより、「野田市駅」コラージュ画像を頂きました。ありがとうございます。